【みっちゃんと学ぶ防災シリーズ②】
「死者0人の想定。じゃあ安心?」
猪名川町の令和7年度地域防災計画では、南海トラフ巨大地震(M9.0)が発生した場合、
・最大震度 5強
・死者 0人
・全壊 3棟
・半壊 95棟
・負傷者 24人(うち重傷1人)
・帰宅困難者 2,090人
と想定されています。
「死者0人なら、猪名川町は大丈夫やん」
そう思ってしまいそうですが、そうとは限りません。
南海トラフは、猪名川町だけで起きる災害ではなく、広い地域が同時に被災する巨大災害です。
鉄道が止まる。
道路が通れない。
物流が止まる。
スーパーに商品が届かない。
電気・水道・ガスが使えない。
医療や介護サービスがいつも通り受けられない。
そして、もう一つ考えておきたいのが、地域の高齢化です。
高齢化が進めば、避難するときに手助けが必要な人も増えていきます。
一方で、助ける側も高齢になっていきます。
「災害のときは、ご近所で助け合えばいい」
もちろん地域の助け合いは大切です。
でも、助ける人が十分にいるとは限りません。
だからこそ、地域の助け合いだけに頼るのではなく、
「自分でできる備えは何か」
「家族とはどう連絡を取るか」
「薬や介護用品は足りるか」
「近所で誰とつながっておくか」
平時から考えておくことが大切だと思います。まずは自助、そして共助。これは地域のつながりを大切に。自治会は家族の次に大切なつながりです。
「死者0人」は、「被害0」ではありません。
数字の向こう側にある、私たちの暮らしまで考えてみる。
知ることから、防災ははじまる。

